マッコウクジラが潜る深さは最大3000メートル。深海でも水圧で潰されない体の仕組み

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

ハクジラ類の中でも、もっとも大きいクジラとして知られるマッコウクジラ。

とても深く潜ることができるクジラで、何と最大深度は3000メートルにも達します。

スポンサーリンク

マッコウクジラが潜れる最大深度は3000メートル!120分以上呼吸しないで潜水可能

マッコウクジラは、ハクジラ類の中でもっとも大きなクジラの種類で、全長は16~18メートルにもなります。

マッコウクジラはとても深く潜れることでも有名で、何と最大で深海3000メートルまで潜ることも出来てしまいます。

2015_11_25_1_1

画像引用元:wikipedia

3000mといえば、平地だったとしても相当な距離です。

ゆっくり時間をかけながら潜るため息を止めていられる時間も相当なもので、何と最大120分以上も呼吸を行わなくても大丈夫です。

何もかもスケールが大きすぎてびっくりしてしまいますよね!

さて謎だらけのマッコウクジラですが、どうしてそんなに深く潜れるのかという部分に焦点を当ててマッコウクジラの不思議に迫ってみましょう。

生涯の3分の2は深海で過ごす。深く潜っても水圧で潰れてしまわない、マッコウクジラの体のつくり

水圧というのは空気だけでなく、水の重さがそれに加わります。【1気圧+水の重さ】

2015_11_25_1_2

水は空気と比べるとずっと重いため、10メートル深くなるごとに1気圧ずつ増えていきます。

仮に3000メートルだと300気圧を超え、1平方センチに300キロの力がかかるということになります。

いうまでも無く人間が潜ったとしたらペシャンコになってしまいます……。

このとんでもない気圧に耐えて、潜ることができるマッコウクジラには一体どんな秘密が隠されているのでしょうか。

画像引用元:「深海魚は水圧につぶれないのはなぜ?」

その秘密は「ミオグロビン」というタンパク質にありました。このミオグロビンは、ヘモグロビンの親戚のようなものです。

クジラ類の筋肉中には、このミオグロビンというタンパク質がとても多く含まれていて、これに酸素を蓄えることができます。

つまり筋肉に直接酸素を蓄えておけるので、肺に空気をためておかなくても良いわけです。

ちなみにクジラの肉の色が赤黒いのはこのミオグロビンが多量に含まれているため。

普通の魚や酸素呼吸を肺に依存している場合膨らんだ風船のようなものなので、高い気圧がかかれば押し潰されてしまいます。

しかし、肺に空気をほとんど残しておかなくても良いならば、萎んだ風船みたいな状態になっているので、高い気圧がかかってもそうそう潰される心配はありません。

特にマッコウクジラはこのミオグロビンの使い方が上手いのか、潜水するときにほぼ肺に空気を必要としないため、どんなクジラよりも深く潜ることができるということです。

また、マッコウクジラはその生涯の3分の2を深海で過ごすとされています。

生涯のほとんどを深い海で過ごすために、長く・深く潜るためのメカニズムが出来上がっていったのですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする

スポンサーリンク