イルカの鳴き声の種類や意味、周波数。人間の可聴域では全部を聞き取ることはできない

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イルカは「キューキュー」と鳴いているイメージが強いですが、実際は複数の種類の鳴き声が存在します。

人間の可聴域ではほんのわずかな部分しか聞き取れていないのです。

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イルカの鳴き声の種類は大きく分けてホイッスル音・バーク音・クリック音の3種類

イルカが鳴くときの声はどのように聞こえるでしょうか。「ギュギュギュ」、「キューキュー」と色々な聞こえ方がありますよね。

実はイルカの鳴き声には種類があって、それぞれ目的ごとに使い分けているのです。

現在の研究では大きく分けて次の3つに分類されています。

  • ホイッスル音
  • クリック音
  • バーク音

ホイッスル音

ホイッスル音はまるでピーピーと笛を吹いているように聞こえることからホイッスル音と呼ばれています。

澄んだ高い声で恐らく多くの人がもっともイメージしやすい「イルカの声」であると思います。

ホイッスル音はイルカ同士のコミュニケーションに使われているとされている声で、周波数は「1kHz~24kHz」となっており、これは可聴域の問題から人間にとってはかなり高い音に聴こえるのです。

クリック音(クリックス)

クリック音はエコーロケーションに使われる声です。

これは反響定位とも言い、イルカが水中でエサなどの位置や大きさを把握するために使われています。

原理としてはまずイルカがこのクリック音を水中で発します。そしてその音が水中を伝わっていきますが、何か物体に音が当たると反射(反響)して自分のところへ帰ってきます。

イルカはこの戻ってきた音を聴くことで、目標までの距離や大きさなどを把握することができるのです。

水中では空気中よりも早く音が伝わる上弱まりにくいため、例え暗い海中だとしてもイルカは目標を見失うことはないというわけです。

バーク音

バーク音という声があるのはご存知でしたでしょうか。

実はこれはイルカが興奮したり威嚇したりするときの声で、様々な周波数が重なり合ってできています。

層状音とも呼ばれますが、「ギャーギャー・ギギギ」といった感じの声で、猫のような鳴き声に聴こえるともいわれています。

普段穏やかな性格のイルカですが身の危険が迫ったり、子供イルカに近づこうとすると興奮して威嚇します。そのときに発する声がバーク音なんですね。

低く「ギー」と聴こえるクリック音は実は高すぎて聴こえていないだけだった!?人間の可聴域を超えた超音波

「ギ~」と聴こえることもあるクリック音ですが、人間にすればホイッスル音よりも低く聴こえてしまいます。

ですが、実はこれあまりにも周波数が高過ぎる音のため人間が聴き取れていないだけだったのです。

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画像引用元:soundoffice.com

人間の可聴域というのはイルカに比べれば非常に限られており、高い周波数の音はせいぜい20kHz程度までが限度です。

イルカの発するホイッスル音は人間の可聴域とほとんど被っているため、高い声に聴こえます。

これに対してクリック音は最高で130kHz以上の周波数であり、人間の可聴域を大幅に超えてしまっています。

これが人間に聴くことのできない「超音波」というものです。

発せられるクリック音に含まれている低い部分だけが人間に聴くことができる音なので「ギ~」と鳴いているように聞こえるんですね。

つまり、イルカは「ギ~」と鳴いているようにみえますが、実際は違う音を発しているわけです。

聴こえないのだから形容することもできないのですが、本当は何と鳴いているのか興味がわいてしまいますよね!

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